Rebelミッション「フォッサマグナ」、大敗走

バイク
秋葉ダムの絶景。この雰囲気が全てを物語る。

レブル500で長駆、フォッサマグナ(国道152号)を北上する!!という計画は、見事に失敗に終わりました。

久しぶりにお天気に恵まれた(筈の)週末。土曜日朝は小犬の散歩の後、二度寝せずにランニングまでこなせたので、そのままレブル500を駆って、東名自動車道・浜松浜北ICに向かいました。

フォッサマグナというのは、日本を東西に分断する大地溝帯。「日本沈没」世代には、たまらない郷愁を覚える場所となります。南アルプスと中央アルプスの間にあって、高速道建設もままらない様子が地図にも表れています。国道152号も未成線で、少なくとも1ヵ所は迂回しなければ北上できない酷道として有名です。

ここをレブル500で、しかも東京からの日帰り強行軍で走破しよう、という試みでした。その予行演習として、富士川沿いを遡ったり、県道362号を走破したりしていたわけです。

結果から先に書くと、大失敗に終わりました。

まず、肝心の国道152号、浜松に用事のあると思しき沿線住民の車で、反対車線はけっこう繁盛していましたが、逆に、北上する車は少数。もともと追い越し可の道路が多い上に、後ろが軽快なバイクとみるや、次々に道を譲ってくれます。

しかも、さすがはフォッサマグナ。単なる川沿いの国道というだけでなく、まさに東西を分ける道という感じで、走っていても趣きを感じることができました。

「これなら日没までに諏訪にたどりつけるか」とも思ったのですが、最初の迂回路(青崩峠の前後)まですら行きつくことができませんでした。対向車のバンの窓がするする開いて、ガテン系好?青年が「この先、通行止め。抜けられない」との貴重な情報。

引き返して、天竜川左岸の県道1号から迂回しようと戻ってみたら、ここも通行止め。撤退するにしても、同じ道を引き返すのが嫌だったので、そのまま国道473号を進んでいたら、小雨が降り始めたので、雨合羽を装着。

間もなく三遠南信自動車道の飛び石開通部分に行きついたのですが、そのまま南下すればマは待ついなさJCTから新東名自動車道に入れたのに、「国道151号を北上すれば、中央自動車道・西宮線が意外に近いのでは?」などと思いついたのが運のつき、降雨の待ち構える方向に進んでしまいました。

じっくり地図と雨雲レーダーをみるべきでした。正確にいうと、一応、見たんですが、都合よく解釈してしまいました。

座光寺パーキングエリアの辺りで、降雨は小雨どころでなくなり、とはいえ東名自動車道方面に引き返すには北上し過ぎていたので、そのまま岡谷JCTまで出て、そこから東京を目指したのですが、これが結果的にミスジャッジ。小雨だったのは一部区間だけで、ずっと雨の中を走り続けることになりました。

一応、ミズノの雨合羽(ベルグテックEX)と、モンベルのウインドパーカを持ち歩いているので、それを着込んだのですが、

  • メッシュジャケットは降雨には全く役に立たないので、雨合羽を着込むタイミングが遅いと、中に着込んだウエアがビショビショになる。
  • メッシュのグローブは、もちろん中までビショビショ。
  • シューズ(ゴールドウインのGベクターツーリングシューズ。透湿防水)も、降雨の中を運転し続けるには力不足で、中までビショビショ。

となりました。体力を著しく消耗し、高速を降りる辺りは、あやうく居眠り運転しかけてました。帰路の渋滞が八王子・稲城間だけだったのが不幸中の幸いでした。

以下、反省です。

  • 関東圏に降雨の予報が出てないからといって、東海地方や中部地方もそうだと限らない。
  • 夏のバイクウエアは、通気性に優れる分、降雨に弱い。雨合羽は早めに着込まねばならないし、メッシュジャケットの下は、濡れた場合に備えて着替えを持参する必要あり。
  • 雨合羽の裾は絞る。シューズの上にカバーを履いて走行する。

こんな感じでしょうか。というわけで、シューズカバーの検討を開始します。ちょうどヘルメットを買ったライコランドからクーポン券も送られてきてましたし。

しかし、国道151号も絶景につぐ絶景。東側に連なる山々の向こうに、当初予定の国道152号があると思うと、「待ってろフォッサマグナ」という感じではありました。