Rebelミッション「フォッサマグナを南下せよ!!」

バイク
西日を浴びる赤石岳の山頂

既報のとおり、一昨日の土曜日、中央自動車道・諏訪ICから国道152号を行けるところまで南下してきました。

国道152号は、本州を東西に分ける中央地溝帯(フォッサマグナ)に沿った国道で、南アルプスの西側を南北に延びています。過去に高速道路(三遠南信自動車道)の建設が模索されたものの、地質学的な難所ということもあって、完成せず終い。というか、国道152号そのものも、途中2ヵ所が未完成で、林道を使って迂回する仕様となっています。その林道区間を含めて、何かあると土砂崩れで道が塞がり、不通となります。数年前から不通区間ができて、そのままになっています。

8月21日に新東名高速道路・浜松浜北ICから北上を試みたのですが、前日までの降雨でできた、新しい不通区間に阻まれ、大人しく真っ直ぐ帰らなかったばかりに、本格的な雨に見舞われ、ずぶぬれで帰宅する羽目になりました。

今回は、富士山頂がずっと目視できるほどのお天気に恵まれました。ただ、秋深まっての快晴は、山間部の寒さを意味するわけで、中央自動車道も、渋滞していたものの、バイクの台数は心なし少な目でした。

釈迦堂PAから秩父多摩の山々を臨む

諏訪ICを降りたのが13時半。そこから高遠公園下交差点まで、数珠つなぎの最後尾での走行となりましたが、そこから先は台数も減ったので追い越して、ほぼ単独走行となりました。

中央地溝帯といっても、地面に裂け目があるわけではなし。ただ、両側が山、つまり谷間を走り続ける感じですが、それが広くなったり狭くなったり、景観が一定でないので、走ってて退屈しない。

北側露頭の少し南で

結局、北から南へ、5分の2ほど進んだ、通行止めのところまでいって、その後は大人しく、最寄りの中央自動車道(西宮線)松川ICから岡谷JCT経由(前回ずぶぬれとなったのと同じコース)で帰京しました。

しかし、帰路、陽が落ちてからの冷え込みは、10月のものとは思えませんでした。去年の秋は、レブル250時代で、そこまで遠出しておらず、夕方、暗くなる頃には東京に着いている感じでした。東京に着くのが20時過ぎになるなんていうのは、レブル500で「アドベンチャー山レブル」を始めてからです。

駒ヶ岳SAから望む

長野~山梨の山間部は、気温12~13度くらいだった筈で、走行風の影響を考えると、かなり厳しい状況だったことになります。薄ヒートテック、厚ヒートテック、綿シャツを重ね着して、その上にウルトラライトダウンジャケット、ライトシェルパーカを着て、最後にコミネのウインターパーカを着たのですが、隙間風が入る感じで、どうにもこうにも寒かった。

去年に比べると、ダイエットに成功した分だけ痩せていて、ヒートテックが隙間なく密着するという感じでなくなっているところ、バイカーファッションの限界として、トップスとボトムスの間から走行風や冷気が入り込みやすい、ということなんだと思います。

一応、腹巻は持っているので、早速動員しようかな。山レブルも、秩父程度なら軽装備で足りますが、レブル500前提に遠出するとなると、追加して着込むものをあれこれ持って行く必要がある、ということでしょう。