レブル250の欠点の1つは、乗り続けていると、ほぼ確実にお尻が痛くなること。
バイクに乗っててお尻が痛くなるのは、血行が妨げられるからだそうで、頻繁に休憩を取るなどすれば、かなりの確率で予防できるとのこと。逆に、いったんお尻が痛くなると、あわてて休憩を取っても、その日は、痛いままになるらしい。
確かに、サービスエリアや道の駅を幾つか通るごとに必ず休憩を取るなどすると、お尻が痛くならない感じはします。しかし、それでは休憩するために走っているようで、本末転倒という気もしなくもない。
ご存知のとおり、レブル250の場合、パイプフレームの上に、十分に厚いとは言えないシートが載っているだけ。しかも、タンデムシートが別になっているので、座りながらお尻をずらす余地がない。短時間でお尻が痛くなるのも「必然」と言えましょう。
なので、早いうちから、シートについては何らの手を打たねば、と考えていました。
最初に思いついたのは、Sエディション用のスペシャルメインシートと交換すること。ただ、表皮を別にすると、ノーマルシートと大差ないようなので、間もなく廃案となりました。
その後、あちこちのサイトやブログを回って、「シートの中にゲルザブを仕込む」とか「気やすめにシートカバーを付ける」とかいう対策があることを知りましたが、抜本的な解決には程遠い印象を受けていました。
で、最終的に選んだのが、「体格のいいバイカーしかいない筈のアメリカ製のシートと交換すること」でした。
調べてみると、ハーレー用シートのメーカーが、レブル300/500むけに、交換用シートを作っていました。うちコルビン社のもの(商品名「ガンファイター」)は、未来的なデザインにしびれたものの、ややお値段が張るのと、リアキャリアを取り付けられなくなることから脱落。
そこで7月下旬に、マスタング社のシート(商品名「トリッパー」)をネットで注文したのですが、折り返して、「在庫がないので6~8週間かかる。流通在庫のある通販業者から買うなら、注文はキャンセルする」との連絡が、まずありました。で、8週間待ってメールしてみたところ、「コロナウイルス禍で生産の目途が立たない」との回答がありました。
新型肺炎、欧米での流行の状況は、日本や中国のそれとは全然違っている感じで、感染率も致死率も非常に高い。バイクのカスタムシートの生産など、止まってしまって、再開の目途など、立てたくても立たないのでしょう。
それが、日本時間の水曜日の深夜、突然「間もなく出荷するのでクレジットカードにチャージする」との連絡があって、間もなくUPSもトラック番号を知らせてきました。
そこからは早い早い。仕事をしながらF5キーを押すと、マサチューセッツ、コネチカット、ケンタッキー、アラスカ、成田と、日本に向けてみるみる接近。木曜日夜までに通関手続きを終えて、金曜日の夕方、無事に配達されました。
ちなみに送料は75ドルでした。(続く)
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