技能教習(第6週、その1)

2段階5限目は「セット」。説明はありませんでしたが、おそらく、シミュレーター教習とケーススタディ教習が「セット」になっているという意味でしょう。大型二輪以外の二輪教習は、その2つが別々なので、大型二輪では、敢えて「セット」と呼ぶのだと思いました。

いつものライダーズルームで出欠確認をした後、中型二輪教習の受講者ともども、シミュレーター室に移動します。シミュレーターというのは、バイク・原付の実物大モックアップの前に大型液晶ディスプレイが置かれたもの。他の参加者が見守る中、順番に運転シミュレーションを行い、それぞれの結果その他について、教官から説明を受けるというもの。

シミュレーションそのものは、3D空間の街中に設けられたコースを、二輪車で走り回るというもの。その間に、シムシティ内のドライバーたちがトンデモ運転を仕掛けてくるので要注意、という内容です。ゲームと違って教習ですから、集中して真剣にプレイするので、「うわっ」とか当然のように声が出ます。私も、停止中の自動車の陰から現れる歩行者をうまく避けたつもりで、やや油断しているところに、その自動車を追い抜く暴走車に迫られたときには、思わず転倒してしまいました。

以下、教官の話で、これは覚えておかねば、と思ったもの。

・十分な車間距離を取らないことが、事故のおおもとの原因。事故を起こすドライバーの多くは、見たものを見たまま「風景」としてしか認識しない。その後に何が起こるか予測しない。

・信号機の意味:「青色」は「進め」でなく「進むことができる」。「黄色」は、「進んでもよい」ではなく、「進んではならない」。だから右直事故では、信号が青色なら過失割合8対2となるが、黄色ならそれが逆転する。

・未成年バイカーの多くは、年齢ゆえに保険料が高額であるため、任意保険に加入しないで済ませる者が少なくない。

・白バイ隊員の多くが「速度超過10キロで(容赦なく)検挙する」と話している。

(※他にもあった筈なのに、意外に忘れるのが早い)

なお、私の場合、たまたま?卒業検定の試験官クラスの教官から技能教習を受けてきたそうで、間もなくある筈の卒業検定に備えて、「その注意事項をよく反芻しておくように」とのアドバイスがありました。

日曜日早朝、十分に早起きした上で、さらに教習所への道を急ぐの図。