2年半ぶりのフォッサマグナ

バイク

東日本と西日本を地質学的に分断するフォッサマグナ(地溝帯)。それと並行する国道152号を2年半ぶりに走ってきました。

走行ルートを見ればわかるとおり、南アルプスを、時計周りにぐるっと回りました。往路も途中まで中央自動車道を進んだのは、渋滞してなかったから。降雪期は、中央自動車道で遠出するむきが少ないんだと思います。南アルプスといえば、リニア中央新幹線や三遠南信自動車道が難工事に遭っていることでも知られるとおり、中央構造線その他の断層もあって、まあ、普通でない地域。

2021年8月は浜松浜北ICから北上して、通行止めにはばまれて迂回したら、土砂降りの中を全身ずぶ濡れにになって戻る羽目に。同年10月は諏訪ICから行けるところまで南下し、林道で野生の鹿を目撃。

今回は、再び浜松浜北ICから北上し、前回、通行止めで引き返した先へ進み、部分開通している三遠南信自動車道を伝って中央自動車道に出る、というコースとしました。ただ、国道152号で通行止めがあったようなので、途中、天竜川の東岸の県道285号を走りました。もちろん、ツーリングするには過酷なルートで、道路の新設・復旧工事の続く区間なので、前後左右を走る車の大半は道路工事のダンプカー。

天竜川の東岸を北上したので、前回右手に見えた秋葉ダムが左手に見える。

地図のとおりで、途中で右折して帰京を急ごうにも南アルプスにはばまれます。いったん北上を始めると、諏訪湖まで行きつかないと、東京に戻ることができません。10時間で700km弱を走破しました。

国道152号とその周囲の道路は、雨が降ると落石・土砂崩れで、通行止めになるのですが、南北2ヵ所が決定的に不通のままです。今回は、南の青崩峠の辺りを県道369号で迂回するところまで北上しました。

なお、ここまでの道路も落石だらけ

なお、今回、出がけに天気予報で降雨予報のないことを確認したのですが、行きの静岡から小雨がぱらつき、夕方、飯田上久堅。喬木富田ICから高速に乗った辺りで、雨がいったん本降りとなり、高速道の非常駐車帯に停めて、レインウエアを着用することとなりました。もっとも、高速道といっても、無料供用中の未成路線。他車は1台通るか2台通るかという感じでした。

国道152号は、「スケールの格段に大きな秩父」という感じの走行ルートで、いつの日か三遠南信自動車道が全通したら、絶好のツーリング先になると思います。少し開けた谷間を緩やかなワインディングが延々と続く筈なので。

県道1号沿いの平岡ダム。ダム湖岸の開けた道路で、駅伝大会のルートになっているくらいで、走りやすい。

もっとも、フォッサマグナとか、福島とか、日帰りで行くには、遠すぎて、ちと辛いですね。東京から日帰りで走りに行くのは、中部横断自動車道あたりが西限なのかも知れません。