デイトナ社のハイビジミラー・パラレル

ツール

【お詫びと訂正】

10月17日記事「デイトナ社のハイビジミラー・パラレル」にて、

「また、ミラーハウジングをロッドに固定すると、その後は時計のように回転するだけで、例えば鏡面を上に向けたり下に向けたり、あるいは右に向けたり左に向けたりと、雲台で傾けて調整することができません。六角レンチでボルトを緩めないと調整できない仕組みです。」

と書いたのですが、これは私の勘違いでした。通常のミラー同様、雲台の上で、鏡面の向きを変えて、調整することが可能でした。少し固かったので、動かせないものと誤解してしまいました。

で、前回の続きです。

メーカーに「ネジだけ買えないか」と照会したところ、すぐに返信がきました。曰く、

  • 手元で確認したが、10N・mまでは破損しなかった。器具の状況次第で変形することはある。
  • ステンレスイモネジは、補修用部品として販売しているが、今回は無償で提供する。
  • くぼみ先の六角穴つき止めネジで、規格はM6✖P1.0✖6mmだから、汎用品を購入することも可能。

とのことで、間もなく、送っていただいたイモネジが我が家に到着しました。

ただ、ステンレス鋼は錆びにくい分だけ柔らかいのかも知れず、三価ブラックで表面処理したクロムモリブデン鋼(SCM440)の方が安心できそうだったので、通販サイトでクロモリ鋼の汎用品を買って交換しました。

なお、舐めてしまった方は六角レンチでは取り外せず、専用の工具を買って、それで外しました。この辺りまででハイビジミラーの新品を買えるくらいの追加出費ですが、アラカンバイカーはその辺りには無頓着です。

さて、送っていただいたイモネジと、グニャっという手応えがあって取り外したものとを、写真に撮って比較してみました。

見てのとおり、新品のイモネジは、六角穴の輪郭がはっきりしていますが、取り外した方は、穴が広がって形もかなり崩れ始めています。かなり柔らかそうです。

「器具の状況次第で」というのも、確かにその通りなんですが、トルクレンチは東日製作所QL15N-MHで、ビットソケットはKTC(京都機械工具)のもの。決して中華の廉価品を使っていたわけではありません。

素人がカスタムするくらいなら、トルクレンチはあまり大きいのを買う必要はなかった。

なので、気分の問題かも知れませんが、ステンレス鋼でなく、クロモリ鋼のイモネジを使って正解としておくことにしました。

で、肝心のミラーですが、まず、後方視野が格段に良くなりました。さすがにスピードを上げていくとビビリも始まりますが、純正に比べて上品にビビるというか、細かくビビるので、後方の自動車が、その輪郭すら見分けられないなどということがありません。

カッコつけてロータイプにしましたが、ハイタイプの方が見やすかったかな。

イモネジをロッドにめり込ませて止めるので、調整するとロッドに傷が入ることがある。