立ちごけから耐熱塗装へ(その3)

ツール

日中、1回目のスプレー塗布を行いました。

オキツモという会社の耐熱塗料です。

  • …常温で24時間以上放置後、稼働するようにしてください。常温乾燥後の塗膜は指触乾燥程度で完全硬化には至っていません。稼働により一時的に粘着性を帯び発煙しますがやがて煙は止まり塗膜は効果します
  • 180℃程度の熱が20~30分以上かからないと完全硬化には至りません

という代物です。ただ、24時間でいったん乾燥するだけでも、素人には取り扱いが楽です。乾燥するから、生がわきでも車体に取り付けることができるし、車体に取り付ければ廃棄熱だけで焼き入れられるかも知れない。エキゾーストパイプ(エキパイ)なら、ほぼ確実に焼き入れられる筈だし、カバーでなく、マフラー本体でも、何とかなるでしょう。

カバーは、3回重ね塗りする間、その都度、軽くあぶって溶剤を飛ばし、脱脂してから次の塗布、という手順を栗化して完成させます。それから安いオーブントースターを買ってきて、それで焼き入れますかね。

(以下、進捗に合わせてスマホで写真を撮ったのですが、ややピントが甘かった。)

1回目なので、ざっとスプレーしたのですが、既に、かなり綺麗です。ただ、傷が入って、やすりで下地から整え直したところは、その分だけ塗膜が薄いこともあって、触り心地が滑らかです。また、カバー全体、縁がギザギザで、そこは塗料が乗りにくい。

このまま2回目を塗布すると、後から溶剤が浸み出してトラブルになる可能性があるので、焼き入れしないまでも、ヒートガンであぶります。

最初は、ヒートガンであぶるうちに、塗料に含まれる溶剤が、ふわっと染み出てくるのが見えるのかな、と思っていたのですが、そんな感じにはなりませんでした。それが燃えて煙が出る、などということにもなりませんでした。ただ、少なくとも、傷が入って下地を整えたところは、あきらかに見た感じが違います。

加熱が足りなくて、硬化どころでないのでしょうけど、非常に少ない可能性で、「こんなもんで十分」ということもあります。

冷ましてから、中性洗剤でやさしく洗って脱脂しました。脱脂の前後で、水のはじき方が違いましたから、塗膜表面の油分(溶剤?)が取れたのも確かでしょう。