雨の奥多摩周遊道路で泥だらけになったレブル500を吹き掃除していたら倒してしまった、の後日談です。
ハンドルを右に切った状態で、ふわっと倒れたので、右ミラー、エンジンガード、マフラーなどが支えて、基本、大事に至りませんでした。マフラーの擦り傷は、その日のうちに、軽くサンドペーパーをかけて、シリコンオフした後、耐熱塗料をスプレーしておきました。
ただ、右ミラーは、なぜか衝撃緩衝装置が働かず、ロッドがつっかえ棒となり、車体やハンドルに傷はつかなかったものの、ロッドが曲がってしまいました。
以下、自力でミラー交換する人のために書き記しておきます。
まず、バイクのミラーは、時計回りに取り付ける「正ネジ」のものと、半時計回りに取り付ける「逆ネジ」のものとがあります。レブル250とレブル500のミラーは同じで、ミラーそのものは左右に、部品番号 88210-K87-A00 のミラーを取り付けます。
レブル250/500の車体には、正ネジ用の穴が開いているのですが、このミラーは逆ネジです。
どういうことかというと、レブル250/500のミラーは、部品番号 90101-K20-901 のアダプターをかませて取り付けるのです。車体に空いた正ネジ用の穴に、まず、アダプターを取り付けます。このアダプターには、逆ネジ用の穴が開いていて、それに逆ネジのミラーを取り付けます。
この仕組みを、衝撃緩衝装置というらしい。
ミラーが何かにぶつかったとき、ミラーが緩んでロッドが突き刺さらないようにする仕組みだそうです。
なので、交換用のミラーを車体にじかに取り付けるか、アダプターをかませて取り付けるかで、正逆、違ってくることになります。レブル500は、車検があるので、衝撃緩衝装置のないミラーは、取り付けられないようです。
で、ミラーの取り付け方。
バイクのミラーは、六角スパナがないと取り付けられません。衝撃緩衝装置のないミラーなら1本で足りますが、衝撃緩衝装置のあるミラーだと、2本要ります。頑張ればベンチ等で代替できるかも知れませんが、作業に手こずるし、ナットを傷め、そのクロームメッキを駄目にしてしまいます。プロが所定の道具を使ってやる作業を、素人が所定の道具なしにできる筈がありません。
(と自省の意味を込めて書いておきます。右上の写真参照)
レブル250/500のミラー用のボルトは、ネジ径10mm、二面幅14mmの六角ナットで取り付けるようです。なので、このサイズの六角スパナが要ります。大雑把に二面幅13mmの六角スパナを2本買ってしまったので、いきなり六角スパナ4本持ちとなりました。
衝撃緩衝装置つきミラーの場合、まず、車体に空いている穴に、アダプターをしっかり取り付けます。本当は、トルクレンチを使って所定の締め付けトルクを測りながら取り付けるのでしょうけど、ミラーだと、エイヤっで締めて、大きな支障は生じません。
で、アダプターを取り付けたら、今度は、アダプターに空いている穴に、逆ネジのミラーを取り付けます。
このとき、正ネジのアダプターを六角スパナで、回らないように押さえておかないと、逆ネジのミラーを締めて取り付けるとき、ミラーは締まっても、アダプターが連られて緩んでしまいます。
ツーリング先でミラーが緩んでも、六角スパナがないと、締められないというわけです。ロンツーしかしないので、ツールバッグも取り付けようかな。
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