技能教習(第1週)

遂に始まった大型二輪教習。第1週は2コマ、前進しました。以下、参考までに内容や感想を書き残しておきます。

(第1限)

「初回」ということで、まず、技能教習の受講上の注意がありました。その後、引き起こし、センタースタンド立てから始まり、第1段階の練習コースの案内が続きました。

練習コースは、卒業検定の各要素を線で結んだもの。要は、いきなり1限目からスラローム、平均台、急制動、波状路といった、卒検の難関(※YouTube動画でタ・ラララ、タ・ラララ~というBGMを使うところ)を試して回るということ。大型二輪教習は、中型二輪を乗りこなしている前提のプログラムなので、その点、容赦ないです。

原付を乗り回していた若者が、中型二輪教習の続きに大型二輪教習を受講するならいざ知らず、中高年がペーパーライダーのまま、大型二輪に歩を進めるのは、ほぼほぼ不可能なのではないかと思いました。

私の場合、四半世紀のブランクがあって、しかもその前も、四輪を買うまでの短期間、少し中型二輪に乗ってただけですから、そのままなら、教習を受講することすら、ままならなかった筈。レブル250を買った後、3ヵ月間で4000キロを走破したから、どうにかこうにか、教習車に跨っていきなり動かせたように思います。

以下、個別具体的な感想:

・タンクが大きいのには、すぐに慣れて意識しなくなります。逆に、タンクが大きいので、少なくとも遠目には、ニーグリップが出来ているように見えるでしょう。

・さすがに経験がある分、発進やシフトチェンジで戸惑うことはありません。坂道発進もノープロブレム。逆に、レブル250を運転することで、ギアを6速に上げ切るまで、フットクラッチの下に足を当てる癖がついていて、「卒検では一発アウト」と注意されました。

・中型二輪、それも250ccとのパワー差は如何ともし難い。持っていかれる感じになりがちで、特に左折時に大回しになってしまうのと、ゆっくり走りたくとも、セカンドギアで、スピードがかなり出てしまう。

・スラロームは、秒数を別にすると、まあ、転ばずにクリアできる感じ。最初の1回は、おっとっと、という感じでしたが、数回、試すうちに、ハンドルの切り返し方などが分かってくる。ここも、十分減速してから開始し、エンストしない範囲でスピードを維持し続けないと、切り返すポイントが次第に先になっていって、遂にはパイロンに触ってしまいそうです。

・平均台は、秒数を別にすると、手前に真っ直ぐ止められるかどうかで決まります。手前に真っ直ぐ止められないと、まあ、落ちますね。で、1速で前後輪が乗ってから、バランスを取りつつ、スピードを何となく落とす感じですか。

・急制動は、レブル250を乗り回しているため、40キロ超への加速も、急制動も、特に苦労はしませんでした。なお、おそらく急制動と長い直線のほかは、下手に3速に上げずに、2速のままと決めた方がよいのかも知れません。でないと、1速または2速のポイントの手前で、「あれっ、いま何速だっけ」と戸惑うことになりかねない。

・S字とクランクは、2速で、スピードを落として進入し、半クラッチと後輪ブレーキで、エンストしない範囲でスピードを落としたまま、出口を目指す感じ。これも、レブル250を乗り回していると、狭い道路のどちらに車体を寄せるべきか、無意識のうちに出来る気がしました。

ちなみに、「丁寧な運転」を心がけて、スピードを落として回ろうとしたら、落とし過ぎてエンスト、立ちごけしてしまいました。エンジンガードがあるので、バイクも、私も、無傷でしたが。

・優先道路の手前の徐行ができていない、との注意を受けました。教習所の中では、少なくない数の四輪が走り回っていますが、いずれも徐行しているわけで、つい、「前に入っても大丈夫」と考えて交差点に進入するなどしてしまいますが、交通標識を無視するわけにはいきません。

・波状路については下記。

(第2限)

上にも書いたとおり、中型二輪を乗りこなしている前提のプログラムで、「早く卒検受けて出ていってくれ」という感じで、淡々と進んでしまいます。

左折時の大回しなどの細かい注意を受けた後は、傍目にも分かる苦手科目?の波状路を繰り返すことになりました。

波状路は、ステップの上に立ち上がって、膝をタンクに押し当てるような形で、真っ直ぐ立ったまま前傾姿勢にならないことには、話が始まりません。お尻をシートにつけたままだったり、立ち上がってもへっぴり腰だったりすると、途中で脱輪します。

半クラッチ、後輪ブレーキのまま、車輪が段差を乗り越える都度に、アクセルを吹かせと言われても、頭で考えて実行できる操作ではない。立ち上がって、車輪が段差を乗り越えるとき、つまり、アクセルを吹かさないとエンストしてしまうタイミングで、アクセルを吹かす、という動きを身につけるしかないようです。

ただ、ちゃんと立ち上がると、成功する可能性は上がりそうです。

初日2コマで、身体が大型二輪に慣れていないのもありましたが、消化している筈の次回、若干の進歩がないと、イジけることになりそう。