全然「メルヘン」でないメルヘン街道

バイク

国道299号という有名な国道があります。

東京に近いところからいうと、飯能から秩父、秩父からヤシマ作戦の戦跡といっても通用する東京電力パワーグリッドの横を通り抜けて御巣鷹山の辺りへ、十石峠前後は通行止めのままです。この国道の長野県部分が、メルヘン街道と呼ばれるワインディング。土曜日は午後からそのメルヘン街道を走ってきました。

八ヶ岳SA。都心から1時間半も走ると、サンデードライバーの四輪が減ってスイスイ

まずは中央自動車道の渋滞をかきわけて諏訪南ICへ。渋滞の原因は、国立府中ICのすぐ手前の事故でした。軽い渋滞の中で、レンタカーが追突してました。自分にも経験がありますが、遊びに行く途中、知人友人を乗せて事故ったときの情けなさは、何とも言えません。ただ、後年になって分かったのは、週一、月一程度でしか自動車に乗らないなら、レンタカーを借りて、知人友人を乗せて渋滞の中を遠出するようなドラテクは備わっていない、ということ。多少コスト高でも、公共交通機関で移動した方がいいです。

で、メルヘン街道。

諏訪南ICを降りて八ヶ岳ズームラインの入り口。入り口でこの迫力

八ツ岳ズームライン、八ツ岳エコーラインから国道299号に入ったのですが、そこまでが広域農道的な道が続いていたし、メルヘンというからには、のほほんとした道が続くのだろうと思っていたところ、別荘地の中のつづら折れを登り切った辺りから、カラマツやシラカバの群生が始まり、また、道端には雪が残り、風も冷たくなってきました。メルヘンというよりワイルドという感じ。冬季通行止めになるだけのことはあります。

前回、秩父で凍えた反省から、インナーを外した秋冬ウエアの下も、少し着込んでいて、都内を出発するときとか、甲府盆地の辺りは、少し暑かったのですが、さすがに麦草峠を過ぎたあたりで、バイクを止めて、モンベルのライトシェルジャケットを中に着込みました。盛夏の前のロンツー用に、ハーフメッシュジャケットを買おうかな。

国道254号を回って帰京したのですが、前回(3月27日、日曜日)と違って、二輪四輪の数が少なく、遅い四輪に前をふさがれる、という感じではありませんでした。内山トンネルを出たところでバイクを停めて写真を写したのですが、暖かくなると湿度が上がって、透明感のある写真が写せませんね。

荒船山の北の端にある艫岩(ともいわ)。デビルスタワーっぽい