立ちごけから耐熱塗装へ(その1)

ツール

傷心の立ちごけから1週間が過ぎました。で、金曜日の今日は、駐車場に立ち寄って、レブル500についた傷の状況を冷静に再確認してきました。

まず、上からブレーキレバーですが、見事に折れ曲がっています。アクティブ社のSTFレバー、可倒式なんですが、これは機能しませんでした。

転倒時、レバー先端が倒れて衝撃を吸収。シリンダーやレバーホルダーへのダメージを軽減します

とのことですが、立ちごけには効かない、ということなんでしょうね。あるいは、レバーが曲がった分だけ、他への被害が小さくなったのか。

プロト社のH2Cエンジンガードは、レブル500の損害を許容範囲に収めるという大役を果たしながら、若干塗装が削れただけでした。

まさに転ばぬ先のエンジンガード

ステップとペダル。裏面にガリガリと傷が入っていますが、これは立ちごけのせいでなく、車体を傾けてつづら折れを曲がるときについたのかも知れません。折れ曲がっている様子はありませんが、その辺りは6ヵ月点検の際に確かめてもらいます。

問題は、マフラーとカバーに入った傷です。おそらく、誰の立ちごけでも、同じ場所に同じような傷が入る筈です。マフラーとカバーは、耐熱塗装がしてあります。塗装を焼き付けて、溶剤を飛ばすので、粉を吹いたような感じです。なので、解決しようとすると、

  • マフラーとカバーを交換する、
  • 頑張って耐熱塗装する、

の二択になるようですが、レブル250と違って、レブル500は、オークションサイトに部品が出回りません。部品番号が違うので、レブル250用のマフラーをレブル500に取り付けるわけには行かない筈です。

自分で頑張って耐熱塗装する路線ですが、やはり焼き付けるのが簡単でない様子。段ボール箱で窯をつくる猛者もいらっしゃいましたけど。耐熱塗装は、焼き付けないと硬化しないで、いつまでも柔らかいままだそうです。一方、耐熱でない、普通の塗装は、加熱により溶け出して、ビチョビチョになってしまうとのこと。

耐熱塗装も、メーカーによっては、常温で乾燥し、その後でエンジンを回せば、自然に熱が入るというものもあるのですが、マフラーとカバー、全ての塗装箇所が高温にさらされるわけではなさそう。

一応、頑張って耐熱塗装するつもりでいますが、正解は「何もしない」ことのようです。

「このまま何もせんほうがええ」(映画「日本沈没」1973年)

なぜか。

マフラーやカバーは、仮に立ちごけがなかったとしても、走っているうちに小石が当たって傷だらけになる部位です。ですから、立ちごけでついた傷も、いずれ、物理的にも、心理的にも、目立たなくなります。

サイトをあちこち見て回ると、「メラミンスポンジ(激落ちくん)でこすって目立たないようにする」との記述もありますが、それもしない方がいいです。

耐熱塗装で粉を吹いたようになっているところを、メラミンスポンジでこすると、こすったところだけ、さらに粉を吹いたようになって、白灰のツートンカラーになってしまいます。

パーツクリーナーで、バリを落とすような感じで拭いて、それで終わりにするくらいが、素人には合っていると思います。耐熱塗装のタッチペンも止めておいた方が良さそうです。

ただ、今回はブログネタにするため、頑張って耐熱塗装にチャレンジすることにしました。