TAXiドライバーを目指して(その1)

クラスチェンジ

遅まきながら手に職をつけるため、先月から自動車教習所に通っています。求職活動そっちのけです。

無事に中型8t限定解除に成功したので、引き続き、普通二種免許を受けるため、先週から通学を再開しました。で、本日、無事に第一段階の「みきわめ」をパスし、効果測定(所内の最終学科試験)も合格しました。

日本の運転免許証は、一種運転免許、二種運転免許、仮運転免許の3つに区分されています(道路交通法84条)。タクシーやバスなどを運転する旅客車ドライバーとなるためには、二種運転免許を受けねばなりません。

日本では、旅客自動車運送事業の許可を受けずに、また、二種運転免許を受けていないドライバーにより旅客の有償輸送を行うと、違法な「白タク」となります。諸外国と同じ形ではUberが上陸できなかった理屈です。

二種運転免許は、旅客車ドライバー向けの資格なので、同じ自動車を運転するにしても、一種運転免許とは要件が異なります。

普通自動車のための一種運転免許は、18歳以上であれば受けることができるのに対し(道路交通法88条①)、同じ普通自動車でも二種運転免許は、21歳以上、かつ、一種運転免許を受けている期間が通算3年以上でないと受けられません(同96条⑤)。「指定自動車教習所の教習の標準」に具体的に記された目標(*教習の科目、時間、方法の前提)からして違いがあります。

一言でいうと、一種運転免許は、とにかく適法に自動車が運転できればそれで足りるのに対し、二種運転免許は顧客の安全とか、輸送中の交通事故の全力回避とか、乗り心地に資するハンドルさばきやアクセル/ブレーキワークとか、プラスアルファがあって当たり前、的なライセンスになっているようです。

それゆえUberは、一種運転免許を受けたドライバーの受け皿としては、日本版ライドシェア(*タクシー会社が運行を管理。自家用車活用事業)への参画という形態に甘んじ、諸外国と同じ形での上陸のために、Uberタクシー、Uberプレミアムといった別チャンネルを設けたようです。

旅客事業者運送事業の許可については、おいおい研究するとして、まずは普通二種運転免許。

既にここに書いたとおり、教習所のサービスは、タクシー会社の新入社員向けに定型化されていて、一般人である私も、それに相乗りすることとなりました。タクシー会社向けなので、合宿免許と同様、同時期、同スケジュールとなっていて、同じタイミングで教習を受け始めた7人のうち、私を除く6人が社費で受講しています。全員がオプション料金を支払う前提で、最短(6日間、卒業検定は別)のスケジュールが組まれています。

通常、自動車教習所に通う場合、学科教習、技能教習、合わせて1日数コマで、どうかすると数週間がかりとなるのに対し、6日間、朝から晩まで、教習所に缶詰です。もちろんこの間、求職活動はそっちのけとなります。

6日間のうち3日目まで終わりました。効果測定に合格して、学科試験の勉強は、運転免許試験場での本番まで、いったんお預けとなりましたので、ブログに書き記すこととした次第。

(続く)